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辺りはもう暗いが、逃げた理由を聞きたいので彼女を追いかけることにした
確かこっちの方だと……。
足が何か当り、携帯で照らす。
しかし、見慣れないものだった。
「なんだ?これ?」
「それは焼死体よ」
見上げれば少女が一人
「こ、小柴さん。なにを言って--」
「おぉ~と君たち。見ちゃいけない物を見ちゃたね」
道路の向こう側に赤い髪の毛の男と、ニット帽を被った男が立っていた。
「逃げるわよ」
小柴が腕を掴むが流は動かない
「そ、それが、足がすくんで--」
「おぉ。なんかラッキー♪じゃあ二人とも、消し炭になりな」
すると
赤い髪の男の指先から小さな火の玉が出て、二人に襲いかかった。火の玉は彼らに命中するはずだった。
しかし火の玉は突如現れた盾によって防がれた
「危ない、危ない」
「遅いわよ、宇津」
「いやぁ~悪い」
「発動」
ニット帽の男が叫ぶ
男の影がプツンと切れ、ライオンの形になり襲いかかってきた。
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