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予想通り小柴さんがいた。
「ありがとうございます」
「なんか体が軽いのよ~」
そういえば僕も体に軽く力がみなぎってきた。
「来るわよ」
辺りを見回すとさっきの怪物がうじゃうじゃとわいていた。
数は三十~四十ってところか。
三人はそれぞれ散り撃退につとめる。
流は体の奥から沸き上がる力に従い力を解放した。
手に魔力を注ぎ、武器をイメージする。
【モード ソード】
流の手には自分の背丈(170㎝)ほどの大剣が握られていた。
「はあああ!」
流は大剣で怪物を次々と切り裂いていく。
しかし数は増していくばかりだった。
しだいに流は怪物に周りを囲まれてしまった。
じりじりと怪物が歩みよってくる。
流は再び武器に魔力を注いだ。
【モード チェーン】
大剣は一メートルほどの棒の先端にドライアイスでできた鎖がついた武器に変化した。
流は鎖の先端部分を怪物の中の一匹に投げつけた。
すると当たった怪物はみるみる凍りつき、鎖の先端にくっついた。
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