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そのまま武器を力いっぱい振り回すと、風を巻き込みながら敵が一掃した。
「お、なんだそれ?」
自分の分を片付けた宇津が観戦していた。
そばにはすでに怪物の残骸が転がっており、スピードが違うことを流はまじまじと見せられた。
「便利な武器ね」
小柴もさんも倒し終わるとそれっきり怪物は出てこなくなった。
すると小柴さんがとんでもないことを言い出した。
「ところでさ、私さっきあいつらを焼き殺したら、いいにおいがしたのね。んで少し食べてみたの」
流は恐る恐る聞いた。
「……食べてみたの。ってなにをですか?」予想通りの答えが返ってきた。
「なにって、怪物に決まっているじゃない。そしたらね、しょっぱいのよ。あれは塩ね、うん、塩」
小柴さんの味覚が変なのは知っていたが未知の怪物まで食べるとは思ってもみなかった。
それよりもこの人は躊躇しなかったのか!?
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