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「でかいネコだな」
いやいや、ライオンですよ。
心のなかで呟く。
それになんでこの人達冷静なんだよ
火の玉だすし、いきなりライオンだすし
ライオンが男に飛びかかった
「発動」
すると
男の前にコンタクトレンズのような盾が出てきた
ライオンがいきおいよくぶつかると
弾かれるわけでも、盾を割ることもなく
横に反れていった
「小柴さん……なんですか、これは」
「言えない」
「なんなんですかっ」つい強い口調で罵倒する。
「君は、マンガが好き?」
予想外の質問に驚いた
「好き、ですけど」
「マンガには、能力者みたいな奴がいるよな。それがこれだ」
「じゃ、じゃあ貴方達は能力者?」
「そうだ」
「じゃあ、アイツラを倒せばいいんですね」「飲み込みが早いが、顔が近い……」
「じゃあ、僕が囮になります」
言い終わると赤髪に向かって流は走り出した。
「バカッ、戻れ。危険だ」
「へーきですよ、へい……」
言葉が途切れる。
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