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赤髪の手が流の心臓を貫いていた。
渇いた音が響き、赤髪はよろめいた。
赤髪のこめかみから銃弾がかすったことにより血が出ていた。
「お嬢ちゃんヤルね」
「彼から離れなさい」
「いいよ。もう死ぬし」
赤髪が流から離れた。
不思議と痛みはなかったこれが死ぬってこと?
小柴さんが泣いてる
なんか眠くなってきた。
僕死ぬのかな。
「これで死ぬの悔しくない?」
ダレ?
「俺?俺は君。正確には君の心」
……僕は死んだの?
「半分正解。君は死んだ。でも、生き返る方法がある」
何?
「君も能力者になるんだ、君は特別だ」
なら、すぐにでも能力者に――。
口を塞がれた。
「本当にいいのかい?このままだと楽に死ねるが、能力者になれば、もっと痛い目に逢うよ」
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