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最後に男に言われたこと。
俺のこと本当に好きなら、もう少し可愛くなれよ。
臭いなぁ。最初からわかってたこと。仕事を辞められないことも、自分が女と別れられないことも、私に子供がいることも。
いつの間にか男は消えた。
けじめもつけないで。
24回目の誕生日。
私は携帯を解約した。
男と連絡とるだけの同じ携帯、同じ機種。
ありがとう。
最後のメールを送った。
精一杯の強がり。
泣かないけど心は空っぽだった。
あー好きだったんだ。
強がって可愛くない女を演じていた。男にはまるのが怖かったから。
本当は自分一人の男にしたかった。
器の小さかったのは私の方だったのかもしれない。
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