prologue

3/3
3人が本棚に入れています
本棚に追加
/24ページ
 1年の終わりは新たな1年の始まり。新たな1年の始まりは新たに巡る12の月の始まり。  世界は日々平穏。  世界規模の災害もなければ、国と国との全面戦争もない。常識外な怪人やモンスターが人類を襲うなどもってのほか。  でも本当にそうなのだろうか。  単に知らないだけかもしれない。単にその事を隠されているだけかもしれない。  あるいは、ただ単に忘れているだけ、なのかもしれない。  この物語は世界にとってはごくごく小さい日本のある学校の1年間。  こんな出来事が日々起こっているかもしれない。起こっていないかもしれない。  それは分からぬ事。なぜなら知らないし、隠されているし、忘れているのだから。    
/24ページ

最初のコメントを投稿しよう!