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「先生! 先生! 起きてよ!」
寝室のベッドで丸まっている大澤を起こしながら、潤は部屋のカーテンと窓を開けた。
まさか寝室までゴミ溜めになってるとは思わなかった。
プライベートルームだし、潤が汚したわけでもないし、昨日も一昨日もここには入らなかった。
でもあまりに大澤が起きて来ないので、仕方なくドアを開けて見れば、想像以上の汚さに目を覆い、生ゴミとは別の、男と言うかオスくさい臭いに鼻を摘んでしまっていた。
「先生! 7時過ぎましたってば!!」
「…まだ、はえぇよ」
「早くないです! 先生だって仕事でしょ! ご飯作ったから食べて。ほら、はやくぅ!」
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