第3章 患者と名誉

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注射を刺してすぐに僕は意識を失い、体温が水銀の体温計では計れない温度まで上がっていたらしい(42度以上) 医者はそれを見て「前にも似たようなことがあったんだよなあ」といったらしい 母はなぜそんな注射を使ったんだと殴りかかりたかったらしいが、それより僕の命を優先して救急車を呼ぶように言った うちの母は看護関係の仕事をしているため、冷静に対応できたのかもしれない
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