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「おはようカイルくん。」
「おはようございます。ラルフ先生」
白い壁白い床で白い天井…窓の無い部屋…僕は記憶喪失と言語障害が起きていたらしい。言語の方は、だいぶ改善された。
そこで先生がこんな提案をした。
「明日から君の友達を呼んでゆっくり記憶を取り戻して行こう」
その日の夜、いつもの看護婦さんが飲み水を取り換えに着た時にこう呟いた…
「ダウトを探しなさい。」
なぜかその一言が頭から離れず僕は、ダウトを探すことに決めた。
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