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今日は、クラスメイトのケンとマリアが来てくれるらしい…だがどちらも覚えていない…
「よう!カイル元気か?少しやつれたんじゃないか?そうだ、お前俺に借金あっただろう。退院したら返せよな」
借金?いつだろう…
「嘘を言わないの!カイルは貴方と違ってそんな人に遊ぶお金借りたりしません」
記憶喪失だからってたかったのか…この女性は優しそうだな…
「ごめんね、ケンはほら吹きだから記憶戻るまでは相手にしない方がいいわよ…」
その後他愛もないやり取りをしていると…
「私は先に帰るわね」 まずはマリアが帰っていった
「マリアが帰ったから聞くがお前なんで生きてるんだ?」
「だってあの大事故で生き残ったのお前しかいないんだぜ。」
「大事故?」
何の事故だろう。また嘘なのだろうか…
「飛行機墜落事故だよ…飛行機こなごなでさ。」
そんな事故あったのか?あったとすれば僕はいないに等しい存在か?
「俺も今日はそろそろ帰らせてもらうぜ」
ケンが帰った後も飛行機事故が気になっていた……明日来る人に聞いてみよう何か解るかもしれない…
そう思い、その日は早めに就寝した。
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