異変

3/3
57人が本棚に入れています
本棚に追加
/38ページ
なぜか、信じられた。 初めて人の手の暖かさを知った。 気がつくと、私は泣いていた…ずっと泣く事が出来ずに苦しんでいた私が、そこにはいなかった。先生は、泣きたいだけ泣くといいよ。と言ってくれて私が泣きやむまで、ずっと手を握っていてくれた。ただずっと、辛かったね。君は、頑張ってきたよ…もう大丈夫だから安心していいんだよと、優しい言葉をかけてくれた。点滴も終わり、心も少し晴れた頃に先生が、「明日、精神科に来れるかな?明日、僕出勤しているから来れそうならおいで。話しをしょう?」といってくれて、私はうなずいて、友達と家に帰った。 次の朝、体は少しスッキリしていて、彼氏におはようのメールをしてから病院に行った。診察の結果は、精神科では違う先生に聞かされていた、神経症でも、軽いうつ病でもなくて、抑うつとPTSDとパニック障害と重度の不眠症と言われた。内科では、ストレスによる過呼吸(喘息)と言われ、念のためと言われたので、一通りの検査を受けて帰ってきた。家に帰って携帯を見ると、彼氏から何通もメールがきていて、精神科に行った事は言わずに、風邪引いたので、内科に行ってたよ。というメールを返した。
/38ページ

最初のコメントを投稿しよう!