約束

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約束

心も不安定になりながら、彼氏からの電話の対応、ただでさえ家族との間にあった溝は余計深まり、私は悩みながら泣くという毎日の中で、彼氏からきたメール、それは初めの頃に約束していた『死にたい…』と言うメールだった。最初は、メールを返そうか迷った…だけど、なぜか出した結論はメールを送らないという結論だった。不安にもなりながら1日眠らずに、メールをひたすら待った。 心の中では、(空ちゃん、メールちょうだいよ!!)と祈りながら、何回もメールを返そうとしている指を一生懸命引っ込めた。 次の日の朝、彼氏から電話がきた。私は、すぐに電話に出た。 「空ちゃん?」 「うん。そうや…。」「大丈夫?」そういうと、私は泣いてしまった。涙が止まらなくて、溢れてどうしょうもなかった。 「なんで泣くねん…」「だって、怖かったんだもん…」 「でも、俺生きてるやろ。ありがとうな。」「なんでお礼言うの?」って私は、泣きながら質問した。 「昨日、死にたいってメールした時に、お前から返事こなかって俺死ぬって事を考えられたから返事返されなくてよかったと思ったんや!!」そう彼氏は言った。あの時、私が返事を返していたら死んでいたと思うと言われた…
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