約束

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その電話を切った後、私は泣きながら電車に乗って、彼氏の家に向かった。電車の中では、ずっと下を向いて泣いていた…(私が出した、結論で空ちゃんが死ななくてよかった…。)そう思うと涙が止めどなく溢れて頬を伝う。 彼氏の家に着いて、彼氏の顔をみた瞬間、彼氏に抱きついて泣いた。彼氏も、泣きながらずっと抱き締めてくれていた。私の心の中は、彼氏に対して謝っていた。(空ちゃん、ごめんね。本当にごめんね…。)そう謝りながら、彼氏と抱き合いながら泣いた。 落ち着いた頃、彼氏に「お前、不細工な顔になってるぞ!!」 「本間に?空ちゃんに、不細工な顔みられた~。」なんて言いながら、二人共笑った。 お互い眠っていなかったせいか、布団の中で気がついら手をつないで眠っていた。 起きたあと、一緒にご飯を食べてゲームをして音楽の話しになった。 「俺、カラオケに行ったら唄いたい歌があるねん。」 「誰の歌?」 「平井堅の『瞳をとじて』やねん。」と言うと彼氏が、平井堅の瞳をとじてを歌いだした。たまに、ここはこうやって音あげるんだよとか会話をしながら二人で瞳をとじてを歌った。終電ギリギリで家に帰ると深い眠りについた。
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