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最終章…別れ
結局、眠れずにずっと携帯を片手に横になっていた。日付も変わって、1時を回った頃彼氏からメールがきた。メールを開いた手から、携帯が落ちる。
彼氏からは、ただ一言「今から飛ぶわ。」のメールだけだった。 飛ぶって何?私が行かないって言ったから、冗談で言ってるのかな…あの時と同じように、また2択の選択をしないといけない…メールを送る?それとも、無視?
でも、指は携帯を拾って、彼氏にメールを送っている。
「お願いだから、バカな事は考えないで!!空ちゃんがいなくなったら泣く人たくさんいるんだよ。私も、空ちゃんの家族も、空ちゃんの友達だってみんな泣くんだよ!!死ぬなんて許さないからね!!死ぬ行為はしないって約束したんだから!!」
私は、無我夢中でメールを打った!!ただ必死だった。彼氏は死ぬって気持ちは思っていたのか、心臓の鼓動が早くなる。祈るように返事を待つけれど、どんなけ待っても返事がこない。返事がくるまでひたすらメールを送る。だけど、何分たっても返事は返ってこない。どうする事も出来ない状態になって、ただベットの上で座って、携帯を握りしめて震えるしかなかった。 心の中で、彼氏に問いかけるかのように色んな言葉が出てくる
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