最終章…別れ

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頭がおかしくなりそうな(実際なっていたのかも…)感じになる。 (こんな別れかたなんて嫌だよ。空ちゃん、お願いだから返事返して、ねぇ、空ちゃん!!) 気が付いたら、ずっと彼氏の名前をひたすら呼んでいた。何回、何万回も呼んだ。気がついたら、深い眠りに落ちてしまった。 また、夢をみた。 暗闇の中で私は彼氏の名前を呼びながら泣いている…遠くから誰かが私の事を呼んでいる…周りを見渡すけれど何も見えない…ただ誰かが名前を呼ぶ声だけ…空ちゃんなの?そう思った瞬間、彼氏が暗闇の中で立っている…私は必死に、彼氏に近づこうとするけれど、足が動かない…どんなに前に進もうとしても、前に進まなくて彼氏の姿だけが遠くなっていく…空ちゃん!!どんなに叫んでも声が出ない…手を伸ばしても届かない…そして、彼氏の姿が見えなくなった…暗闇に立ち尽くし、ただひたすらに泣いている…私がいた…。 ハッとして目を覚ますと、いつの間にか夕方になっていた。急いで携帯を見るとメールが一件。空ちゃんからだ!!そう思ってメールを開く。そしてその内容に愕然とした。
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