告げられたタイムリミット

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えっ…なんだって?俺が死ぬ?十日後に死ぬ? 放心状態の宏に中川は説明を続けた。 中川「気の毒ですが…。後この病気には痛みはあまりありません。しかし気づくのが遅すぎて…いや、病気の進行が速すぎて後十日だと………。」 宏「そっそんな!?俺はまだ18だぞ!!!まだまだしてないことがあるんだ!!!死んでられるか!!!!」 死の恐怖に負けた宏は中川にあたった。 中川「残念です……。」 …………。 後の事は覚えていない。 手を見ると包帯がまかれていたから、多分暴れてしまったのだろう。 そして、いつの間にか家に帰っていた宏は、まだ混乱していた。 宏「俺が死ぬ?嫌だ!!まだ死にたくない!!!!!」 宏は冷静になるために、冷蔵庫から水をだして飲んだ。 宏「過喰病かぁ……。」 落ち着いてきた宏は、そう呟きパソコンをいじり始めた。 カタカタッカタカタッ。 パソコンの画面には、インターネットで過喰病についてのサイトが調べられていた。  
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