ある夏の日

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家に着くとアイスを食べ、自分の部屋へと向かった。 宏には家族がいない。 二年前両親は交通事故で他界していた。 たまたまその日は、両親だけで食事に行く予定だったらしい。 部活から帰った宏に、事故の事が知れたのは次の日の朝だった。 事故からなかなか立ち直る事ができず、祖父達の家で世話になっていた。 その時励ましてくれたのは、今の彼女の真宮夏樹(マミヤナツキ)である。 夏樹からの励ましのメールがとても力になった。 そして立ち直った宏は、祖父達の家からこの家に戻って来たのであった。  
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