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「ところで、何で今もこんな形でここにいるんだ?」
こんな言い方は少し失礼だが、何故こいつらはここにいるのか、よく解らなかった。
「あなたがそれを知って、一体何になるの?」
「それは……」
二人のうちの姉の問いに、答えが出ない。
「お姉ちゃん、何もそんな言い方しなくても。もしかしたら協力してくれるかもしれないんだし。」
妹の方が言ってきた。
「そんなことあるわけないでしょ!!どうせこいつも……」
何を言ってるのか、さっぱり解らないけど、俺は初対面の奴にここまで言われたのは初めてだ。
「……何がなんだか分からないけど、もう少し言い方ってものがあるだろ。」
年上だろうが、ものの言い方ってものがあるだろ。
「じゃああなたは、私達に協力してくれるの?」
少しムキになって、姉が言ってきた。
協力といわれても、何をどうしていいのか分からない
「……内容によるかな。」
正直なところ、こんなことになるとは俺自身思いもしなかった。
「……それであなたが私達のことを信じるなら……」
姉はまだ俺のことを警戒しているみたいだ。
そして、彼女はゆっくりと口を開いた。
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