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~その数時間後~
「…………ん………」
眠い身体をゆっくりと起き上がらせようとしていた。
昨日は、夜遅くに家に帰ったため親にかなり怒られた。
「おはよう。よく眠れたみたいね」
そこには、昨日から俺に着いて来たゆいがいた。
「なんだ…起きてたのか」
「私達は夜になると、寝るというより意識が無くなるからね」
ゆいが、俺に簡単に説明した。
もっと詳しく説明すると、かなり難しくなりそうだ。
あくまでも勘だけどね。
「お姉ちゃん!!今テレビで大変なことが!! 」
るいが、壁からすり抜けて慌てて部屋に入って来た。
「どうしたんだよ、そんなに慌てて」
「とにかくテレビを見て!! 」
あまりにも、るいがそわそわしているので俺は部屋を出て、リビングに行った。
そこには、電源の入ったテレビがニュースのテロップが流していた。
『白霊山で大学生が殺害』
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