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「まぁ……我々は言うだけのことは言いましたよ。あとは、あなた次第です」
先輩は、そう言うと部屋から出て行ってしまった。
そのあとを追うように、私も急いで出て行った。
「先輩………!!……申し訳ありません」
先に進んでいた先輩を呼び止め、罪悪感にかられた私はまず謝った。
「何故あなたが謝るんですか……。このことは七瀬君に責任はありません」
先輩は、少し呆れ混じりで言ってきた。
「……これからどうしますか? 」
まずやるべきことの一つは終わった。
私達はこれからどうするか……
「とりあえず、あの事件の捜査を兼ねて、今までの事件との関連性を探しましょう」
先輩は、顎鬚をさすりながら答えた。
「……それもそうですね」
私は、外に止めてある車を取りに急いで駐車場に向かった。
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