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～図書館～
あのニュースを見た後、俺達は去年の事件から調べることに決めて、図書館に来て調べることにした。
｢随分と広いわね｣
二人共、初めての場所に来た子供みたいにそわそわしていた。
｢まぁ、ここは県内で一番広い図書館だからな。ここに来れば、多少の手掛かりが見つかるだろ｣
とりあえず、俺はまず古新聞の置いてある場所へ向かい、あの事件に関する古新聞をありったけ引っ張り出した。
しかし、俺が思っていたほどそんなに多くはなかった。
｢少ないね……｣
るいが、横から新聞を覗き込んでいた。
｢ま……まだ一部目だぜ。まだまだ諦めるには早いよ｣
だが、全部読んでも、全く手掛かりはなかった。
｢外れね……｣
ゆいが横で、半分結果が分かっているような言い方で言った。
｢はぁ………｣
思わず口からため息が出てしまう。
｢情報を手に入れるときは、新聞よりも情報誌などのほうがいいぜ｣
突然、見知らぬ人が俺の前に立ち、言ってきた。
｢あなたは………？｣
その人は、薄ら笑いを浮かべていた。
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