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「信悟君、今日は帰っていいよ」
「え……?」
あまりたいしたことを聞いてないのに、帰っていいと言われて動揺していたらしい。
「ただし、このことは学校にも伝えるし、親にも報告させていただきますね」
私が言い終わった後、少し落ち込んでいるみたいだ。
私も、そこまでは甘くない。
でも、今回はそんなに深く追求はしない。
「失礼しました」
信悟君は、面接のときのようにドアの前でこちらに向き直り、お辞儀をしてから部屋を出ていった。
詳しい話は、先輩の取り調べを聞くとしましょう。
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