39人が本棚に入れています
本棚に追加
prologue―"What is normal?"―
これが普通だと思ってた
ずっと
自分が普通だと思ってた
信じられるものなんて外(ココ)にはなくて
裏切りとか上辺だけの付き合いで
全てが動いていて
どんなに
友情とか
愛情とか
絆とか言われても
結局最後には
全て消えてなくなってしまって
だから
どんなに傷ついても
どんなに傷が深くても
どんなに傷が化膿しても
治すヒマなく傷はついていくから
どんなに傷ついても
どんなに傷が深くても
どんなに傷が化膿しても
泣いてちゃいけないと思った
泣いてる場合じゃないと知った
そして
どんなに傷ついても
どんなに傷が深くても
どんなに傷が化膿しても
平気なフリができる
形状記憶の笑顔を手に入れた
その上
自分を守るために
相手が
どんなに傷ついてても
どんなに傷が深くても
どんなに傷が化膿してても
動じるコトなく
「サヨナラ」
を言える心になってしまうほど
麻痺してしまった
でも
これが普通だと信じてた
ずっと
自分が普通だと…
最初のコメントを投稿しよう!