第一章 フック再び

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ウェンディの家には、二日前からホームステイで、日本から高橋さんという女の子が来ていました。 高橋さんは、一週間程滞在し、日本に帰る予定でした。 その日の夜の事…。 ウェンディは嫌な胸騒ぎを感じていました。 それでも、気のせいと思い、ベッドに入りました。 ウェンディは夜目を覚ましました。 ふと窓を見ると、見覚えのある船が浮かんでいました。 『まさか!ピーター?!』 ウェンディは期待に胸を踊らせましたが、降りてきた人にビックリした。 『高橋さん!高橋さん!』 急いで高橋さんを起こしました。 『ふぁい!』 高橋さんは寝ぼけていたようで、 『なぁんだ~、ウェンディかぁ(ρ_-)o』 『急いで隠れて!絶対出てきちゃダメよ!あと、夜が開ける前に具合が悪くなったって手紙に書いて帰って!』 『なになに?どうしたの?!』 高橋さんはウェンディに言われるがままにベッドの下に隠れました。 窓がスーッと開き、鉤が見えました。 『やぁ、お嬢さん…。』
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