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『なんであんたがここにいるのよ?!』
ウェンディは叫びました。
『君達をさらいに来たのさ。』
フックは銃をつきつけました。
『おとなしくついて来い…死にたくなかったらな…。』
『くッ、卑怯なヤツ!』
フックはニヤリと笑った。
『海賊に卑怯なんて言葉はないんだよ。お嬢さん。』
ジョンとマイケルも一緒連れ去られました。
高橋さんは見つからず、無事でした。
高橋さんはベッドから這い出すと呆然とし、何が起こったか分かりませんでした。
『君!ウェンディ達を知らないかい?!』
突然の言葉にハッとしました。
『え?…あなたウェンディを知ってるの?』
『あぁ!で、ウェンディ達はどこに?』
高橋さんはたった今起こった事を、事細かに話しました。
『フックのヤツ…また卑劣な真似を!今度こそ海の底に沈めてやる!』
男の子は拳を握りしめて叫びました。
『あの?あなたは?』
高橋さんは男の子に聞きました。
『僕かい?僕はピーターパンさ!ありがとう!僕はもう行かなくちゃ…。』
そう言うと、ピーターは飛んでいってしまいました。
夜が開ける前、高橋さんは、ウェンディ達の事を心配しながらも、言われた通りに具合が悪くなったからと手紙に書いて、日本へ帰りました。
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