†第一夜† 薔薇学園

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少年はもう一度、優しく少女を抱き締めた。   「怖かったね。ケドもう大丈夫だょ」   少女は少年の背中に手を回して泣いた。   『うわぁ------ん』 「大丈夫。もう怖くないから」   少女は安心したのか少年の胸の中で眠った。         あの運命の日から12年… 時が過ぎるのは早いものだ。 稚香は16歳になった。     優「稚香-‼」   稚香は名前を呼ばれ振り向くと義妹の優姫が走ってきた。 優姫も稚香と同じで、吸血鬼に襲われそうなところを少年に助けてもらった。   優「もぉ~。稚香ってばこんな所にいたの」 『ごめんね優姫😣』 優「大丈夫😃」 『何かあったの??』 優「あぁ!!もう直ぐ交代の時間だから呼びにきたんだよ❗」 『もうそんな時間⁉早く行かないと‼』   そう言うと2人は、校舎の方へ走って行った。
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