†第一夜† 薔薇学園

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『いったぁい…』 ?「大丈夫かい優姫」 『………』 ?「いつもご苦労様」 優「…枢センパイ!」 この人は玖蘭枢 あの日私を助けてくれた人。 そして優姫の命の恩人であり優姫の思い人。 優「はい…大丈夫です!」 優姫はすぐに立って身なりを整えた。 枢「君はいつも僕にかしこまっているね。少し寂しいな…」 優「あっ…いやっ…だって。枢センパイは私の命の恩人ですからっ」 『(あたしの存在…絶対忘れられてる)…っおよっ?』 ?「大丈夫か?」 『零っ!』 そう…あたしを起こしてくれてるのは、もう一人の守護係り 錐生零 『立たせてくれてありがとう。もう下ろして...うにゃっΣ』 零はあたしを抱き上げて玖蘭先輩と優姫の所へ行った。 『ちょっ...下ろしてよ💦』 枢「もう気にしないで。そんな昔の事…」 玖蘭先輩は優姫の頭に手を乗せながら呟いた。 ぐい! 零が私を抱えたまま玖蘭先輩の手首を握った。 零「授業が始まりますよ。玖蘭先輩」 零は先輩の手を弾いて睨んだ。 枢「恐いね、風紀委員さん。稚香大丈夫だったかい?起こしてあげられなくてごめんね」 『えっ…いやっ、大丈夫です』 玖蘭先輩は稚香の言葉を聞くことなく校舎へ入っていった。 零「…おまえがあいつに好意を持とうが俺にはかんけいないが。わかってるだろうな?」 零は優姫を睨みつけるように言った。 『(優姫だけじゃないと思うんだけどな~💦)』優「わかってるよっ“あの人達”が私達とは違う存在だってこと」
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