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「あなたのコトが好きです…。付き合ってください。」
「ごめんなさい。私今好きな人がいるから」
そういい、屋上から去っていった女の子。
俺は高校で初めて女の子に告白をして、見事に玉砕された。
俺は如月 向日葵(きさら ひまわり)顔はまぁ普通なほうで勉強の成績真ん中くらい、スポーツも人並みでまるっきり普通な高校1年。
「やっぱりフラれたか…」
肩を落とす俺
教室に戻り席に座ろうとすると
「ひまわり~!お前フラれたってなぁ~!」
いきなり大声で暴露しはじめるクラスメイト春日 葵(かすが あおい)
こいつはクラスのムードメーカー的存在
「なんで…知ってんだよ」
「だって香澄が言い回してたぞ」
見事に玉砕してくれた子は浅倉 香澄(あさくら かすみ)
香澄は顔は童顔で身長は小さく明るい子だ。
彼女は小柄で明るいのもあって友達も多く男子にも人気があった。
「まぁお前みたいなパッとしなくて特技もないような男じゃフラれても無理ないよな」
「…」
クラスのみんながクスクス笑っている。
…
…
…
プチッ…
俺の中で何かがキレた
「告白したことがそんなに悪いか!?好きな人に好きって言って何が悪いんだよ…おい!!!」
ガシャーン!!
ガラスをぶち破った
元々短気な俺だが学校では大人しいのだけど初めてキレた
「おいおい、冗談で言ったんだから本気でキレなくていいじゃん」
焦りながら言い返す葵
ドゴッ
「ウ……ッ」
俺は葵の腹を殴った。
「ウッ…オエッ」
みぞうちに入ったのか吐きだす葵
辺りはシンと静まりかえる。
「ご、ごめん」
我に返り必死に謝る俺。
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