初仕事

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奈美が真顔で尋ねる。 「一位だろ?」 真は常識だと言わんばかりに言った。 「そうです。だからそれだけ犯罪の起きてるところで悪い奴らを裁いてやりたいなぁって…」 「ねぇアンタさ、」 真が奈美の話を遮ると奈美は驚いたように真を見る。 「メガネ無い方がカワイイんじゃない?」 そう言って真は奈美のメガネをヒョイと取り上げた。 「うん、やっぱり。コンタクトにしなよ。こんながり勉メガネかけてないでさぁ。」 「えっ…」 「どしたの?」 「いえ、そんなこと言われたの生まれて初めてで…」 すると真はフッと笑って奈美にメガネを返した。 「さぁ、そろそろ被疑者来るよ!」
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