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｢で、コッチがウチの事務官の…｣
｢長井遥です。25歳です。あっ、遥って呼んでくださいね。私も真さんって呼びますから。あの、いきなりですけど真さんってどこの大学出られたんですか？｣
遥はセミロングぐらいの長さの茶髪でカワイイ顔立ちをしている。とりあえず真は笑顔を向けて質問に答えた。
｢俺、大学出てないから。｣
『え！？』
一同は驚き声をあげた。
真は続ける。
｢いや、家がすんごい貧乏で高校も地元の公立行って、で、しばらくテキ屋の仕事して金貯めて、大検採って司法試験受けて検事になったの。｣
真はそう言ってタバコに火をつけた。
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