事務官の川崎奈美です。

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皆それ以上は何も言わなかった。 それもそうだろう。 検事といえば大学ぐらい出てて当たり前と思っていたのだから。 正確には言わなかったのではなく言えなかったのだ。 沈黙を最初に破ったのは真だった。 「あっ、そういえば部長。俺の事務官って誰なんですか?」 「あ、ああ…おかしいな、確か事務官も君と同じ時間に―」 「遅れてすいません!」
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