運命の出会い

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「カッコイイでしょ、うちのお兄ちゃん。」 真昼が見えなくなった朝陽の背中を追いながら笑顔で言う。 雅美も香奈も、うんうんと頷きながら、握手した手を大事そうに握りしめた。 「asahiが真昼さんのお兄さんだったなんて知りませんでしたよぉ!」 いつになく興奮気味の雅美が言う。 「身長何センチあるんですか?歳いくつですかっ?」 香奈もマシンガントークの質問攻めで真昼に詰め寄る。 「あははっ!ふたりとも興奮しすぎ!身長は確か、185だったかな。歳は29だよ。意外といってるでしょ?」 「見えな~い!」 確かに29歳には見えない顔立ちだったが、落ち着いた素振りはさすがに大人だったなぁと思いながら、改めてポスターをみた。 さっきすごい見られてたよね…なんだったんだろ…。 不思議に思いながらも、そのあとも、みんなでおしゃべりをしながら、服を物色し、 雅美はカットソーとワンピースを。香奈はTシャツとジーンズ。あたしは、チュニックを買って店を出た。 .
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