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「社長、何ですか?」
目の前のデスクでパソコンを叩いている親父に尋ねる。
「まぁ座れ、朝陽。コーヒーでいいか?」
俺は自らコーヒーメーカーに向かい、ふたつのカップにコーヒーを注ぐと、ひとつを親父に手渡し、もうひとつを口に運びながら、応接用のソファに座った。
「あぁ、すまない。」
親父もカップに口をつけると、デスクを離れ、俺の真向かいに腰をおろした。
「で、何?」
俺はさっきの出来事で頭がいっぱいで、早く用件を済ませようと親父を急かす。
「お前、どうなった?」
「何が?」
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