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……
…えっ?
あたしは、朝陽さんをみた。
たぶん、ものすごくきょとんとした顔をしてたと思う。
朝陽さんは、困ったような、照れたような顔をして、あたしを見つめると、
何かを弁解するような、ものすごい早口で、話し出した。
「いや、いきなりこんなこと言われても困るよね、俺も何言ってんだって感じなんだけど、昨日キミを見た瞬間から、もうキミしか見えなくなってて、いや、俺29だし、翔子ちゃんは夜空と同じ高校生だし、フツーありえないって話なんだけど、なんか俺、こんなの初めてだから、どうしたらいいかわかんなくて、大人気ないとは思うんだけど、いや、なんていうか、翔子ちゃんさえよければ、付き合ってほしいっていうか、遊びとかじゃなくて、かなりマジで、信じてもらえないかもしれないけど、彼女になってほしい!…んです…」
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