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本店の倉庫で在庫確認なんて地味な仕事に飽き飽きしてると、突然電話がなった。
夜空からだった。
「…はい。」
『あ、俺。兄ちゃん、今から来れる?』
「なんで?」
『翔子ちゃん誘ったよ!飯食い行ってさ、自分で番号ききなよ!』
「…えっ?そんな、いきなり…。」
俺は戸惑ったが、また彼女に会えると思うと胸が高鳴った。
「…今から行く。」
『OK!じゃあ学校で待ってるからね!』
電話を切ると仕事をほったらかし、足取り軽く走って駐車場へ向かった。
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