初恋のキミ

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食事が終わり、支払いに向かうと、彼女が駆け寄り財布を取り出した。 女の子が支払おうとするなんて、初めてだった。 俺が遮ると、彼女の手が触れた。 ドキッとした。 細い指。 白く柔らかい肌。 もっと触れたい。 そう思った。 俺は全く経験がないわけじゃない。手をつなぐ、キス、体の関係、全部経験してきたが、 こんなにドキドキして、もっと触れたいと思ったのは初めてだった。 やっぱり今までとは違う。 本当の恋なんだ。 そう確信した。 .
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