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「野仲,今日は上がりな。」
しばらくして一つ年上の南場君がそう伝えにきた。
彼は外見も仕草も爽やかな大学生。
夢は都市緑化計画とか言っていた。
「ほらっ俺からの差し入れ。大事に飲めよ。」
そう言って苺ミルクをくれた。
前に好きだと話したのを覚えていてくれたらしい。
「可愛い顔が台なしだぜ。」
少し照れてそういった彼の顔をみたら笑ってしまった。
「なんだよ!笑うなよ!」
あたしは敦子さんと目を合わせて二人でまた笑ってしまった。
「平気です。タイムカード打たなくていいんでクローズ作業はやります。」
それを聞いた修司さんも笑顔で了解してくれた。
大人ってこう言う人達の事いうのかな。
心が大きい人 「大人」
また明日から頑張ろう。
あたしが諦めちゃ駄目だ。
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