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「すごッッ」
『これは<炎得>。まぁ練習すれば出来るようになるさ』
「へー」
『まぁこんな事より仕事だ仕事』
「何するのー?」
『じゃあまず死のうとしてる奴探すぞ』
「どうやって?」
『<感得>を使う。』
「<感得>?」
『ああ、死のうとしてる奴のオーラを関知して場所を特定するんだ』
「はぁ、、、」
『じゃあ行くぞ』
トンッ、、、ヒュッッ、バサッッ
誠は漆黒の大空に飛びたった。
『さぁ早く来い』
「ハィ!!??いや普通に私は無理だから」
『何を言ってるんだ?』
「何って、、、私には翼ないし、、、」
『デビルになった時点で翼は自然に生える』
「私には、、、」
『念じろ。まだイメージが死の前のままだからいけないんだ』
「念じろって言われても、、、」
『イメージするんだ。よく現世で言われている悪魔ってやつを』
「、、、」
イメージ、、、
悪魔、、、
私は蒼い髪の
美しい悪魔をイメージした
『さぁ飛びたて!!紗智』
トンッ、、、、バサッッ
「ん!?飛べたッッ!」
『おお、、、』
誠は紗智の姿にみとれていた。自分の姿には自信があるが、今の紗智の姿は誠に勝る程美しい。
銀髪が混ざった薄い蒼色の髪に、黒く凛とした瞳。
極めつけは白い羽が多少混ざった黒紅の羽。
「どう?誠」
『まぁいいんじゃないか?』
「で、<感得>って?」
『ぁぁ、どうせまだ貴様には無理だろうから俺様がやろう』
そう言って誠は一歩前に出た。
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