迷い猫

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「…センスなさすぎでしょ!? ハァ~…これじゃあ将来、子どもの名前、任せられないわね…」 「えっ…?/// 今なんて…?///」 顔を真っ赤にしながら聞き返す葵… は、恥ずかしい!!/// なに言ってんのよぉ!私…/// 「た、例えの話よ!!/// …今の忘れて…///」 「わ、わかった…/// じゃ、じゃあ、美姫ならなんて名前にするんだよ!?」 そう言われて改めてニャンコを見つめる… なんつうか、特徴無いわねぇ~… あっ!でも! 閃いた私は右手の人差し指を立てながら、自信満々で叫んだ! 「小さいから、チビ!!」 「ニャッ!?フーーッ!!」 明らかに怒るニャンコ。 チビが気に触ったのかしらぁ~ 「フンだ! チビにはチビがお似合いよ!」 「ウニャニャアッ!!」 「お、落ち着けよ!二人とも… なぁ美姫? チビって、仔猫だからじゃねぇの? 何年かしたら、でっかくなると思うんだけど…」 沈黙…。 確かにそうね… 「う~ん… じゃあ、美姫に似てるから、美姫の【姫】をとって、姫ちゃんってのは?」 「却下。」 0.5秒で答えた。 こんなニャンコに私の名前をあげるなんてイヤッ!!
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