迷い猫

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姫は意味がわかってないみたい。 妹… 私、小さい頃からずっと一人だったから、妹が欲しかった。 お父様は、継続権で揉めるから、一人の方が後々楽になるんだって言ってた… でも、一人は辛い… 「おわっ!?ヤベェッ!! 今日、スーパーに行かなきゃならないんだった!! 美姫!今日はもう帰ろう 一緒にいれないかわりに、姫がいてくれるからな… 姫ちゃん!美姫をヨロシク!」 「ニャン!!」 姫は元気良く返事して、私の腕に飛び込んできた。 「ありがとう、姫… 美姫、ちょっとおいで」 葵に呼ばれ、歩み寄る。 その瞬間、葵の魅力的な香りが私と姫を包み込んだ。 そして… ―チュッ♪ 柔らかい唇がオデコに当たった…/// 「クスッ… 高校に入ってから、やたらキスするなぁ~… まぁ、キスした後の美姫の顔が大好きだから、何度もしちゃうわけだけど♪」 「葵のイジワル~ ねぇ?葵は私以外にキスしたことある?」 聞いちゃったぁ~ …やっぱあるよね? 中学生の時、モテモテだったし…
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