2627人が本棚に入れています
本棚に追加
姫は意味がわかってないみたい。
妹…
私、小さい頃からずっと一人だったから、妹が欲しかった。
お父様は、継続権で揉めるから、一人の方が後々楽になるんだって言ってた…
でも、一人は辛い…
「おわっ!?ヤベェッ!!
今日、スーパーに行かなきゃならないんだった!!
美姫!今日はもう帰ろう
一緒にいれないかわりに、姫がいてくれるからな…
姫ちゃん!美姫をヨロシク!」
「ニャン!!」
姫は元気良く返事して、私の腕に飛び込んできた。
「ありがとう、姫…
美姫、ちょっとおいで」
葵に呼ばれ、歩み寄る。
その瞬間、葵の魅力的な香りが私と姫を包み込んだ。
そして…
―チュッ♪
柔らかい唇がオデコに当たった…///
「クスッ…
高校に入ってから、やたらキスするなぁ~…
まぁ、キスした後の美姫の顔が大好きだから、何度もしちゃうわけだけど♪」
「葵のイジワル~
ねぇ?葵は私以外にキスしたことある?」
聞いちゃったぁ~
…やっぱあるよね?
中学生の時、モテモテだったし…
最初のコメントを投稿しよう!