迷い猫

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「葵… 大丈夫よ!!私の瞳には葵しか写ってないもん!!/// …私も異性を好きになったの、葵が初めて…/// 初めて見たときから不思議な感じがしたんだぁ…/// 他の男とは違うって… だって、私のこと、全然見てなかったもん!」 そう言うと葵はニッと笑いながらベンチに座った。 「そうだなぁ~ 初めて見たときは、どこかの国のお姫様かと思った 長髪でしかも金髪だぜ!? でも、オレにどことなく似てる気がしたんだ…特に目… 悲しそうな瞳だった…」 姫を抱きかかえながら葵の隣に座った。 それと同時に姫は私の膝のうえで丸くなった。 「ミュ~…」 「姫、眠いの? 私も目は気になった それと、営業スマイル! あれは衝撃的だったわぁ~ まさか、私と同じことをする人がいるなんて思いもしなかったからさ!! …でも、葵と話してると、不思議な気分になったの…/// もっと話していたいとか、もっと、彼のこと知りたいとか… 初めての気持ちだった…///」 そう言うと、葵に肩を抱き寄せられた。 私は自然に身を預ける。 葵から伝わる温もりと香りが心地いい…
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