迷い猫

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「オレもだ…/// 美姫のこともっと知りたいって思った… 美姫…オレ達、これからもずっと一緒だよな?」 「うん…/// 家とか関係ないよ! 私、葵とずっと一緒にいる!」 私たちは顔を見合わせてニッコリ笑った。 勇気を出して聞いて良かった… また、お互いの距離が縮んだ気がする…/// 「ありがとう…美姫…/// よ~し!次の文化祭、がんばろうなッ! 打倒、親父!!」 「お~っ!!///」 「ミャ?」 姫のとぼけた声に、私たちは大笑いした… 今日、我が家に家族が増えました。 家族の名前は【姫】 私の大事な妹です…/// 左手で姫を抱き、右手で葵と手を繋ぐ…/// 吹き付ける風が冷たい…秋も深まり、夕方になると、少し肌寒くなる… それでも私たち三人は、互いの体温で温め合いながら、笑顔で家路についた。
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