破天荒

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「な、なんだよ!?アイツ!! 偉そうに!!なぁ前川!!アイツにここの厳しさを叩き込んでやろうぜ!!」 三バカトリオが鼻息を荒くしながらオレに催促してきた。 「やめとけ。 アイツ、オレと同じ匂いがする…」 どんなヤツなんだろ? 気になる… 「んだよ!!だったらオレ達だけでやってやる!!」 そう言って三バカトリオはオレから離れていった… アイツとならひょっとして、学園を変えられるんじゃないか? そんな事を考えている間に入学説明会が終わった。 あの三バカトリオは案の定、ホスト君を呼び出した。 なぜかホスト君が負けると思えない… 『でも、万が一ってこともあるしなぁ~…』 と、心の中で呟き、仕方なく校舎裏に向かった。 校舎裏から声が聞こえる… 三バカトリオの一人が、慌ててホスト君の携帯を取ろうとしていた。 「クソォ~!!だったら、お前をブッ殺して携帯奪ってやらぁ~!!」 そう言って殴りかかる三バカトリオの一人!! ――バキッ!! ――パシャ!! 殴った瞬間を携帯で撮影するホスト君… ッ!? …アイツ、思った以上にヤバいな…
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