破天荒

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「これで三人分撮れたな…。イテテ…。おい…お坊ちゃまトリオ…テメェら、オレの顔を殴った代償は高くつくぜ??」 ホスト君は冷ややかに笑いながらそう言い、三バカトリオの一人を蹴り飛ばした! なかなか強いじゃん。 さすがオレが見込んだ男だ。 あっという間に三バカトリオが地面に転がる… つうか、 「調子乗んなよ!カス!!土でも舐めてろ!」 『顔に似合わず、口悪いなぁ~アイツ…』 なんて考えている間に、いつの間にか三バカトリオは一人になっていた。 「さぁ!どうしますか?お坊ちゃま♪ニコッ」 ニッコリ笑いながら近づくホスト君。 なんか、黒いなアイツ… 「ク…クソォ~!!前川~頼む!!助けてくれぇ!!」 三バカトリオの一人がそう叫ぶと、オレの方にホスト君が振り向いた。 仕方ない、行くか… 「まったく…。オレは手を出すなって言っただろ?」 ハァ~…これじゃあ、最悪の出会いじゃねぇか… さて、どうしたもんかね… 取りあえず、ホスト君に近づく。 見れば見るほど完璧な美形… つうか、敵意むき出しなんですけど… 「初めまして。ボクは如月 葵。君は?」
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