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―その頃天界―
『どーゆうつもりや?』
高いヒールでグリグリと踏まれている麗。
詰問する葵の目には
殺意。
『や、だってほら!!可愛い子には旅をさせよって言うしさ!!』
焦ったように弁解する麗の頭に
『黙れやVv』
ヒールをグリグリと押し付ける葵。
『葵の大事な子供をよくも下界の男んマンションなんかに落としよって』
ぶちぶちと文句を並べながらヒールに体重をかけていく
『ちょっ葵さん?死んじゃうから!!ね?ね?』
『黙れって言っとんのが聞こえやんのかボケ。』
グリグリグリグリグリグリ
一時間後
『はぁ…スッキリしたVv』
サッパリした顔で笑う葵の足元には
『葵ちゃん酷い…』
ボコボコにされた麗の姿。
そんな様子を俺とルキは知る筈もない。
続く.
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