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『れぇたぁああああ!』
悲鳴。
否、絶叫だろうか?
耳元で叫ばれて
俺は危うく鼓膜が破れるかと思った。
『…んだよルキ…』
だるそうに起きると
ルキが心配そうな顔でこっちを見て来る。
『どうした?』
頭を優しく撫でながら聞いてみると
『れぇた…かおいろわるい…ぐあいわるいの?』
泣きそうな顔で返された。
そういえば
昨日から体調が優れない…
気のせいだと思っていたが
どうやら熱っぽいようで。
糞作者が…久々に更新したと思ったらこういう仕打ちか?
(作者:ネタ切れなんだよ布;;余計なこと言うな;;;)
とにかく
俺はどうやら風邪を引いたらしい。
それも結構重症。
『あ"ー…だりぃー…』
ごろん、とまたベッドに沈むと、ルキが俺の隣りに潜り込もうとした。
俺はそれを止めると
『待て。お前、今日からしばらく近寄んな。(風邪うつると困るし)』
そう言ってルキを部屋から出した。
『ふぇ…れーたぁ…』
部屋から出されたルキは
どうやら泣いてるらしかったが
俺はそんなことを配慮する余裕もなく
ただ重い瞼を閉じた。
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