はじまり
2/16
読書設定
目次
前へ
/
262ページ
次へ
僕が彼女を最後に見たのは3年前の七夕祭の夜だった。 彼女とは近所に住んでいた山崎みうの事だ。 みうは僕よりも3歳年上の女の子で髪が短く、服装もいつもボーイッシュだった。 顔立ちはとてもきれいで、痩せていて背が高かった。 その日、僕らは神社の物置で二人で隠れるように縁日で買ったものを見せびらかしたり、食べたりしていた。 暮れかかる空、祭の境内は慌ただしく、誰も僕達に気を留める人もいない。
/
262ページ
最初のコメントを投稿しよう!
99人が本棚に入れています
本棚に追加
広告非表示!エブリスタEXはこちら>>
前ページへ
次ページへ
スターで応援
0(あなた 0)
小さく
文字
15
大きく
狭く
行間
1.8
広く
白
黒
クリーム
ゴシック体
明朝体
まとめてページ表示
指定なし
5ページ表示
10ページ表示
15ページ表示
ページコメント表示
ページスタンプ表示
最後に読んだページを自動で保存
最初のコメントを投稿しよう!