はじまり
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しばらくして、姉ちゃんは戻ってきた。 彼女は真っ青な顔で明らかに動揺していた。 いつもとは明らかに違う。 僕はびっくりしてくわえてた林檎飴を落としてしまった。 「姉ちゃん、どうしたの?」 僕の問いに彼女は何も答えなかった。 ただ彼女の唇はガタガタと震えて、何も話せないのか、暫く立ちつくしていた。
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