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テツヤのケータイから、もう一度、
『ふふふふ……』
という、銀の鈴を鳴らすような声が響いたかと思うと、途端にプッと通話は切られた。
――ツーッツーッツーッ……。
音が途絶えると、辺りは再び静寂に包まれた。
後日、近くに停めてあった車は見つかったが、以後、テツヤの姿を見た者は誰一人いないという……
――『メル友』最終夜 END
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